中空軸ステッピングモーターの主な構造と分類

nysotoan

2024年05月06日 15:16

中空軸ステッピングモーターは、中心に空洞(中空軸)があり、その内部を通過するための軸やケーブルを通すことができる特殊な構造を持っています。以下に、中空軸ステッピングモーターの主な構造と分類について説明します。

主な構造:
1. 固定子(ステータ): 中空軸ステッピングモーターの固定部分であり、コイルや磁極が配置されています。固定子はモーターのフレームやハウジングに取り付けられています。

「写真の由来:Nema 23 中空シャフト ステッピングモーター バイポーラ 双轴 1.45 Nm(205.38oz.in) 2.0A 57x57x65mm

2. ロータ: 中空軸ステッピングモーターの回転する部分であり、固定子の内側に配置されています。ロータには永久磁石や磁性体が含まれており、回転磁場を生成します。

3. ステップ角: ステッピングモーターは、一定の角度(ステップ角)ごとに回転する特徴があります。ステップ角はモーターの設計や駆動方式によって決まります。

「写真の由来:Nema 11 中空シャフト ステッピングモーター バイポーラ 双轴 6Ncm (8.5oz.in) 1.0A 28x28x32mm

分類:
中空軸ステッピングモーターは、さまざまな要素に基づいて分類することができます。以下にいくつかの分類方法を示します。

1. ロータの構造:
- 2相ステッピングモーター: ロータに2つの磁極があり、ステップ角を実現します。一般的な中空軸ステッピングモーターの形式です。
- 多相ステッピングモーター: ロータに4つ以上の磁極があり、より滑らかな回転や高トルクを実現できます。

2. 中空軸の直径:
- 小型中空軸ステッピングモーター: 直径が小さい中空軸モーターで、コンパクトな設計や軽量化が必要な場合に使用されます。
- 大型中空軸ステッピングモーター: 直径が大きい中空軸モーターで、大きな負荷を扱う必要があるアプリケーションに使用されます。

3. 特殊機能:
- 中空軸回転式スリップリング: 中空軸モーターに回転可能なスリップリングが組み込まれており、回転しながら信号や電力を伝送することができます。

これらは一般的な中空軸ステッピングモーターの構造と分類の例です。特定のアプリケーションに適したモーターを選ぶ際には、要件に基づいて適切な構造と分類を選択する必要があります。