プレイバックロボットとは?ティーチングについても解説
プレイバックロボットとは、人間が教え込んだ動作を、そのとおりに繰り返し動作を行うロボットのことです。ロボットに動作を覚えさせる「ティーチング(教示)」の後に、その動作を再生させる「プレイバック」という流れになります。
製造現場で使われている産業用ロボットのほとんどが、このプレイバックロボットに分類されます。
ロボットティーチングについて
ロボットティーチングの手法は、主に4つ存在します。それぞれの詳細を見ていきましょう。
①オンラインティーチング
オンラインティーチングとは、ティーチングを行う人がロボットの目の前で動きを組み込んでいく手法のことです。ティーチングペンダントと呼ばれるリモコンに近い形状の機器を使用します。特徴は次のとおりです。
他の人への教育がやりやすい
動きを確認しながらティーチングを進められる
ティーチングの完了まで時間がかかる
巻き込まれなどの事故のリスクがある
2020年現在では、次に紹介するオフラインティーチングが主流になっています。
②オフラインティーチング
オフラインティーチングとは、パソコンやその他のデバイスを使ってロボットの動作内容をプログラムする方法です。特徴は次のとおりです。
先にベースの動きを記録して現場に持っていけるので導入時間が短縮できる
事前のシミュレーションによって問題点が洗い出しやすくなる
現場での動作チェックで予想外のトラブルを防ぎやすい
CADやCAMの専門知識が必要になる
オフラインティーチングには、主に「シミュレータ型」「エミュレータ型」「自動ティーチングシステム」「テキスト型」の4つが存在します。
③ダイレクトティーチング
ダイレクトティーチングとは、作業者が手で直接動かしながらロボットに教え込ませる方法です。特徴は次のとおりです。
専門知識が必要ない直感的なティーチングができる
正確に教え込ませるのが難しい
機械の誤作動が事故に直結する
ダイレクトティーチングは、産業用ロボットではなく主に協賛ロボット(人間をサポートするための機械)によく用いられる手法です。
④AIによるティーチチンググレス
「そもそもティーチングの必要がないロボットを作ろう」という動きも見られます。
これは最初のティーチングを行った後は、AIによる自己学習機能によって自動で動作を修正していくというシステムです。特徴は次のとおりです。
ティーチングマンの教育コストが削減できる
微細なズレもAIの判断で自動修正できる
最初はエラーが多い
導入コストが高い
工場のFA(Factory Automation)、つまり自動化の流れが進んでいる中で、今後はこのAI搭載の産業用ロボットは伸びていくのではないかと推測されます。
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